まさか私が………
みんなでご飯を食べた後、片付けをしていると、すみれちゃんが話しかけてきた。かすみちゃんは、翔馬さんと遊んでいるようだ。
「ねぇねぇ~さゆちゃん。あしたもお休みだから、今日もお泊まりしてくれるの?」
すみれちゃんはキラキラした目をして聞いてきた。しかし、明日、私には智子ちゃんと新しく出来たタピオカミルクティ屋さんに行く約束があるのだ。
「すみれちゃん。私ね、明日お友達とね遊びに行く約束をしてるから今日はお泊まりできないんだ。でも、朝ごはんを一緒に食べようね!ちゃんとお土産も買って来るね。」
「うん!分かった!!楽しんできてね。」
すみれちゃんはすごく嬉しそうにしていた。
片付けが終わったので帰ろうと思い、帰る準備をしていると、翔馬さんが話しかけてきた。
「もう帰るのか?もう少しいても良いのに。」
「明日、遊びに行くので準備をしないといけないんです。だから、帰りますね。あっ!そうだった!あの明日のことなんですけど、朝は一緒に食べられるんですけど、お昼は作れるんですが、一緒に食べられないので、3人で食べてください。晩ごはんは、みんなでスーパーに買いに行きませんか?」
「ああ、分かった。明日は楽しんでこいよ。じゃあ、送るから少し待て。」
「いや、隣ですからいいですよ。」
私がそういうと翔馬さんは少し怖い顔になった。
「いや、隣でも何があるか分からないから送る。だから、少し待て。」
二人で家を出た。