まさか私が………
衝撃の事実!?

~さゆりside~



~さゆりside~

今日は、金曜日でかすみちゃんとすみれちゃんと家でお菓子を作る約束をしている。このことを考えるだけで幸せな気持ちなれる。

学校に着き、教室に入ると智子が笑顔でこちらに近づいてきた。

「さゆり。おはよー」

「智子。おはよー」

「ねぇ~さゆり、今日新しくできたクレープ屋さんに行かない?」

「いや~今日は、先約があって、かすみちゃんとすみれちゃんと一緒にお菓子を作る約束をしてるんだよね。もし、智子も暇なら一緒にお菓子作りしない?まだ、かすみちゃん達と会ったことないよね?」

すると、智子が瞳をキラキラさせながら嬉しそうに言った。

「いつもあんたが、可愛い、可愛いって言ってたから気になってたんだけど、本当に一緒に行ってもいいの?」

「たぶん、二人とも喜ぶと思うからいいと思うよ。」

私がそう言うと智子はとても嬉しそうにしていた。

「智子、じゃあ放課後、下駄箱集合で一緒に公園に行こ。」

「OK!!じゃあ後で。」


今日は、いつもより真剣に授業を頑張った。


そして、放課後下駄箱に行くと智子が緊張した様子で私を待っていた。

「お~い!智子、お待たせ!!」

「もう!遅いよ。さゆり早く行こ。」

そして、私達は学校を出た。


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