この度、仮面夫婦の妊婦妻になりまして。【完】
ゼルマさんがお風呂の使い方を教えてくれたお陰で、この国のお風呂って変わっているって気付いた。
こちらでは、普通に蛇口捻って水道から水やお湯が出てくる訳では無いらしい。
じゃあどうするのかというと、透き通るような海色をした宝石と、燃え盛る炎のような色をした宝石に触れれば、専用の器具から温水シャワーが出てくるのだと。
こちらも全く仕組みが分からない。
考えても仕方ないね。ぶっちゃけ細かい事はどうでも良いやと、思考放棄しといた。
国が変わっても、お風呂文化がほぼそのままでだったからどうでもいっか。
お風呂の鏡の前に座って、顔を洗おうと顔を上げて私は思わず見蕩みとれてしまった。
艶々の枝毛一つなさそうな美しいブロンドの髪。零れ落ちそうなピンク色の大きな瞳は、やや猫目気味。透明感のある真っ白い肌。
十人が十人振り返るような絶世の美少女がそこにはいた。
「……え、んっ?!」
こちらでは、普通に蛇口捻って水道から水やお湯が出てくる訳では無いらしい。
じゃあどうするのかというと、透き通るような海色をした宝石と、燃え盛る炎のような色をした宝石に触れれば、専用の器具から温水シャワーが出てくるのだと。
こちらも全く仕組みが分からない。
考えても仕方ないね。ぶっちゃけ細かい事はどうでも良いやと、思考放棄しといた。
国が変わっても、お風呂文化がほぼそのままでだったからどうでもいっか。
お風呂の鏡の前に座って、顔を洗おうと顔を上げて私は思わず見蕩みとれてしまった。
艶々の枝毛一つなさそうな美しいブロンドの髪。零れ落ちそうなピンク色の大きな瞳は、やや猫目気味。透明感のある真っ白い肌。
十人が十人振り返るような絶世の美少女がそこにはいた。
「……え、んっ?!」