この度、仮面夫婦の妊婦妻になりまして。【完】
お薬の副作用には気をつけましょう。(他)
部屋の外には近衛騎士の正装に身をつつんだイーヴォと、ローデリヒの親戚であるエーレンフリートが立っていた。エーレンフリートも近衛騎士団長らしく、制服を着こなし、長い髪の毛も整えている。
出てきたローデリヒの顔色にイーヴォは眉を寄せた。
「殿下、なんか顔色悪くないです?やっぱり変な薬飲まない方がよかったのでは?」
「ただの寝不足だ。それに効果は弱いとはいえ、変な薬ではない」
「無理しないでくださいよ?」
「分かっている」
イーヴォとローデリヒのやり取りにエーレンフリートが入ってくる。
「なになにぃ〜?ローデリヒどしたの?」
「聞いて下さいよ団長。殿下、奥方様とキスして欲求不満かもしれないとか言ったり、奥方様に抱き着かれて胸キュンしたって俺に言ってくるんですよ」
イーヴォが情けない声でエーレンフリートに助けを求めると、エーレンフリートはニヤニヤと笑った。
「なにそれ滅茶苦茶面白そ〜じゃん?」
ローデリヒは面倒臭いのに絡まれたとばかりに顔をしかめる。エーレンフリートはローデリヒの肩に手を置いた。
出てきたローデリヒの顔色にイーヴォは眉を寄せた。
「殿下、なんか顔色悪くないです?やっぱり変な薬飲まない方がよかったのでは?」
「ただの寝不足だ。それに効果は弱いとはいえ、変な薬ではない」
「無理しないでくださいよ?」
「分かっている」
イーヴォとローデリヒのやり取りにエーレンフリートが入ってくる。
「なになにぃ〜?ローデリヒどしたの?」
「聞いて下さいよ団長。殿下、奥方様とキスして欲求不満かもしれないとか言ったり、奥方様に抱き着かれて胸キュンしたって俺に言ってくるんですよ」
イーヴォが情けない声でエーレンフリートに助けを求めると、エーレンフリートはニヤニヤと笑った。
「なにそれ滅茶苦茶面白そ〜じゃん?」
ローデリヒは面倒臭いのに絡まれたとばかりに顔をしかめる。エーレンフリートはローデリヒの肩に手を置いた。