この度、仮面夫婦の妊婦妻になりまして。【完】
真っ直ぐ私の方へ両手を突き出して、ニッコニコ笑っている。
胸がとても苦しくなった。可愛すぎて。
「はうっ?!えっ、えっ、ちょっと待って、なにあのめちゃくちゃ可愛い赤ちゃん。え、めっちゃ可愛い。え、なに天使?え、誰の子?可愛過ぎない?」
「ローデリヒ殿下の第一子、アーベル殿下です。少し前に御年一歳三ヶ月になられました」
「マジか。ローデリヒさん子持ちか」
まだ少し足元がおぼつかないような調子だけれど、大丈夫みたい。後ろにいる二十代半ば位のお姉さんが、優しい顔をしてアーベルくんを見守っている。
私もアーベルくんの可愛さに悶えながら、しゃがんで恐る恐る近寄るとニコニコと上機嫌そうに抱き着いてきた。
何この子、めっちゃ可愛い。
胸がとても苦しくなった。可愛すぎて。
「はうっ?!えっ、えっ、ちょっと待って、なにあのめちゃくちゃ可愛い赤ちゃん。え、めっちゃ可愛い。え、なに天使?え、誰の子?可愛過ぎない?」
「ローデリヒ殿下の第一子、アーベル殿下です。少し前に御年一歳三ヶ月になられました」
「マジか。ローデリヒさん子持ちか」
まだ少し足元がおぼつかないような調子だけれど、大丈夫みたい。後ろにいる二十代半ば位のお姉さんが、優しい顔をしてアーベルくんを見守っている。
私もアーベルくんの可愛さに悶えながら、しゃがんで恐る恐る近寄るとニコニコと上機嫌そうに抱き着いてきた。
何この子、めっちゃ可愛い。