ど天然彼氏の可愛がり方。-六花の恋・外伝-【完】
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僕らの通う総常(そうじょう)高校は進学校であり、スポーツも強いと評判だった。
僕と美結と新垣はバスケ部員。尚は男子バスケ部のマネージャー。
朝練を終えて、教室へ向かう。クラスは四人とも一緒だ。
この辺りから、僕と美結はそれぞれの友達の方へわかれる。
「……なあ、尚哉のあの鬼メンタルってどうなっての?」
「いや、尚哉はどうにかなってるから鬼なんだろ」
僕らとよく一緒にいるのは高校から友達のバスケ部の二人で、後藤東輝(ごとう とうき)と、愛染小唄(あいぜん こうた)。
離れた場所にいる尚を見て、困惑しながら言っている。
「想、尚哉って前からああなの?」
東輝が机に片頬杖をついて、尚の方を見たまま訊いてくる。
僕らの通う総常(そうじょう)高校は進学校であり、スポーツも強いと評判だった。
僕と美結と新垣はバスケ部員。尚は男子バスケ部のマネージャー。
朝練を終えて、教室へ向かう。クラスは四人とも一緒だ。
この辺りから、僕と美結はそれぞれの友達の方へわかれる。
「……なあ、尚哉のあの鬼メンタルってどうなっての?」
「いや、尚哉はどうにかなってるから鬼なんだろ」
僕らとよく一緒にいるのは高校から友達のバスケ部の二人で、後藤東輝(ごとう とうき)と、愛染小唄(あいぜん こうた)。
離れた場所にいる尚を見て、困惑しながら言っている。
「想、尚哉って前からああなの?」
東輝が机に片頬杖をついて、尚の方を見たまま訊いてくる。