ど天然彼氏の可愛がり方。-六花の恋・外伝-【完】
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「じ~」

「用があるんなら入れ。鬱陶しい」

夕方と言うか、もう夜の時間帯。

剣友会から帰って来た里宇が、やたらじとじとした瞳で見て来やがる。

今は僕の部屋のドアを少し開けて、隙間から音声つきでのぞいてくる。

呼ぶとぶすくれた顔で入って来た。

「美結ちゃん呼ぶんならあたしがいる日にしてよ~」

ドサッと僕のベッドに座り込むクソガキ。

「お前がいたら勉強になんねえだろ」

「あたしは想の勉強なんて興味ないもん。美結ちゃんと遊びたいだけ」

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