ど天然彼氏の可愛がり方。-六花の恋・外伝-【完】
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「里宇ちゃん……」
「小唄―。正気に戻れよー」
僕は何度目だろうか、小唄へ声をかける。
東輝と小唄の二人は駅へ、僕は美結を家へ送るためにうちを出た。
小唄は案の定の状態になっていた。
気の抜けたようにフラフラと歩く小唄。
僕は、それを呆れたように、可哀想なものを見るように、後ろを歩いている東輝に問いかける。
「小唄、大丈夫かな……?」
「大丈夫じゃねーよ。欠片も。友達の弟が美少女過ぎるってどういう展開だよこれ」
「小唄を被害者にしてしまった……」
「予防のつもりで連れて行ったんなら、予め言っといて。俺も里宇が男なんて思いもしなかったわ」
東輝に睨まれる。う……。
「ごめん……」
「里宇ちゃん……」
「小唄―。正気に戻れよー」
僕は何度目だろうか、小唄へ声をかける。
東輝と小唄の二人は駅へ、僕は美結を家へ送るためにうちを出た。
小唄は案の定の状態になっていた。
気の抜けたようにフラフラと歩く小唄。
僕は、それを呆れたように、可哀想なものを見るように、後ろを歩いている東輝に問いかける。
「小唄、大丈夫かな……?」
「大丈夫じゃねーよ。欠片も。友達の弟が美少女過ぎるってどういう展開だよこれ」
「小唄を被害者にしてしまった……」
「予防のつもりで連れて行ったんなら、予め言っといて。俺も里宇が男なんて思いもしなかったわ」
東輝に睨まれる。う……。
「ごめん……」