ど天然彼氏の可愛がり方。-六花の恋・外伝-【完】
緊張が臨界点を達して机に突っ伏していた僕の部屋に、ノックもせずにバカが入って来た。
「まー、念願の美結ちゃんが彼女だもんねー。想のキモさにも拍車かかるかー」
僕の机にノートを投げて、ベッドに座り込むバカ。
「悪かったな」
「悪くはないよ。想にしては上出来。あー、美結ちゃんがあたしのお姉ちゃんか~……ってことは想と結婚すんの? うわ、なんか腹立って来たんだけど。美結ちゃんはあたしがほしい!」
「……何が言いたいんだ、お前は……」
相変わらず変人発言まっしぐらなバカに、僕はもうかける言葉がない……。
放っておいて、バカが持って来たノート開く。
今日こいつに出していたのは数学……。
「……おい」
「まー、念願の美結ちゃんが彼女だもんねー。想のキモさにも拍車かかるかー」
僕の机にノートを投げて、ベッドに座り込むバカ。
「悪かったな」
「悪くはないよ。想にしては上出来。あー、美結ちゃんがあたしのお姉ちゃんか~……ってことは想と結婚すんの? うわ、なんか腹立って来たんだけど。美結ちゃんはあたしがほしい!」
「……何が言いたいんだ、お前は……」
相変わらず変人発言まっしぐらなバカに、僕はもうかける言葉がない……。
放っておいて、バカが持って来たノート開く。
今日こいつに出していたのは数学……。
「……おい」