ど天然彼氏の可愛がり方。-六花の恋・外伝-【完】
「なに?」
「お前この応用何度やったら出来るんだよ。俺にいくつ問題作らせる気だ」
「あー、やっぱ違ってたか……。苦手なものは苦手なんだよー」
不貞腐れた様子でベッドに転がるバカ。まったく……。
里宇が中学にあがった頃から、僕は里宇用に問題を作るようになった。
中一の里宇が、『成績をあげたい。でも部活もないがしろにしたくない。塾とかに行く暇はない。だから想が勉強見て』と言って来たのがきっかけだ。
僕としても復習になるし、時には予習にもなるから毎日続けている。
夜のうちに作った問題ノートを朝、里宇に渡す。
日中の間に解答したノートを、夜、僕に返してくる。
「じゃー明日の数学の分は基礎問で詰めて行くから。少し地固めした方がいいな」
「はーい」
転がったまま、ひらひらと手を振るバカ。
「お前この応用何度やったら出来るんだよ。俺にいくつ問題作らせる気だ」
「あー、やっぱ違ってたか……。苦手なものは苦手なんだよー」
不貞腐れた様子でベッドに転がるバカ。まったく……。
里宇が中学にあがった頃から、僕は里宇用に問題を作るようになった。
中一の里宇が、『成績をあげたい。でも部活もないがしろにしたくない。塾とかに行く暇はない。だから想が勉強見て』と言って来たのがきっかけだ。
僕としても復習になるし、時には予習にもなるから毎日続けている。
夜のうちに作った問題ノートを朝、里宇に渡す。
日中の間に解答したノートを、夜、僕に返してくる。
「じゃー明日の数学の分は基礎問で詰めて行くから。少し地固めした方がいいな」
「はーい」
転がったまま、ひらひらと手を振るバカ。