ど天然彼氏の可愛がり方。-六花の恋・外伝-【完】
「……なんで美結ちゃん、こんな態度最低なヤツに惚れたんだろ」
「お前へと同じ態度なわけないだろ、クソガキ」
「……想ってあたしだけに口悪いよね」
その自覚ならある。
「お前がいつまで経ってもバカな真似やめねーからだよ」
「残念、これはあたしのアイデンティティ」
「全部滅びた方がいいな」
こいつも昔は可愛……くはなかったな。昔からクソガキだった。
「問題、作っておくからお前はそろそろ寝ろ」
「はーいはいっと」
反動をつけてベッドから立ち上がると、里宇はそのまま出て行った。
なんなんだ? 里宇のやつ、今日はやたら噛み付いて来る――
……はっ。
今気づいたんだけど、もしかして里宇、美結のこと好きなんじゃ……………あ、なかったわ。
あいつが好きな人、僕知っているんだった。
……さっさと問題作って、あとは美結のことばかり考えよう。
「お前へと同じ態度なわけないだろ、クソガキ」
「……想ってあたしだけに口悪いよね」
その自覚ならある。
「お前がいつまで経ってもバカな真似やめねーからだよ」
「残念、これはあたしのアイデンティティ」
「全部滅びた方がいいな」
こいつも昔は可愛……くはなかったな。昔からクソガキだった。
「問題、作っておくからお前はそろそろ寝ろ」
「はーいはいっと」
反動をつけてベッドから立ち上がると、里宇はそのまま出て行った。
なんなんだ? 里宇のやつ、今日はやたら噛み付いて来る――
……はっ。
今気づいたんだけど、もしかして里宇、美結のこと好きなんじゃ……………あ、なかったわ。
あいつが好きな人、僕知っているんだった。
……さっさと問題作って、あとは美結のことばかり考えよう。