希空~空姫に希望を。~
「皆さん、時間見てますか。」
壁にもたれつつスマホをいじっている七瀬調が無愛想に言う。
ここにいる呼ばれた5人の中では1番年下で、希空に入ったのも最後なのが七瀬。
オレはほとんどしゃべったことがねーから、よくわからん。
「じゃあ行こうか」
このメンバー内で希空歴最長の諷賀が先頭になって階段を上り、ノックをしてから幹部室に入る。
室内には3日前と同じ様に大和さんと真理亜さんがソファに座っていた。