死者の愛〜最期のメッセージ〜
インベイストゲーション
研究所にあるホワイトボードに、如月刑事が山本咲の行動を書いていった。事件の捜査を報告するためだ。
「山本咲は、十日の夕方から行方がわからなくなっていたそうだ。学校も無断欠席していた」
「死亡推定時刻は、十七日の午後十時から十二時頃ですね」
藍がホワイトボードに、「十七日、午後十時から十二時頃死亡」と書き加える。
「じゃあ、十日に誰かに拉致されてあの家に監禁されて殺されたってこと?」
朝子の言葉に、藍が「それが変なのよ」と言った。みんなの視線が藍に集まる。藍は大河が撮影してくれたあの空き家の写真を取り出し、言った。
「あの家は、長い間誰も立ち入ることなく放置されていました。そのせいでこのように埃がたまっています。しかし、あの家には生活していた跡が残っていません。七日もあの家で監禁されていたなら不自然です」
「つまり犯行現場はあの空き家で、被害者は別の場所で監禁されていたってことですか?」
大河がそう言い、藍は頷く。
「山本咲は、十日の夕方から行方がわからなくなっていたそうだ。学校も無断欠席していた」
「死亡推定時刻は、十七日の午後十時から十二時頃ですね」
藍がホワイトボードに、「十七日、午後十時から十二時頃死亡」と書き加える。
「じゃあ、十日に誰かに拉致されてあの家に監禁されて殺されたってこと?」
朝子の言葉に、藍が「それが変なのよ」と言った。みんなの視線が藍に集まる。藍は大河が撮影してくれたあの空き家の写真を取り出し、言った。
「あの家は、長い間誰も立ち入ることなく放置されていました。そのせいでこのように埃がたまっています。しかし、あの家には生活していた跡が残っていません。七日もあの家で監禁されていたなら不自然です」
「つまり犯行現場はあの空き家で、被害者は別の場所で監禁されていたってことですか?」
大河がそう言い、藍は頷く。