浅葱の花びら
コンナコトしか思いつかない

俺は、本当に馬鹿なんだと思う




色々な店に金策をしたことにして欲しいと
頼み込む


「何のために?」

「いいから!お願い!」

「何がええんや!」







こうすれば、俺は粛清の対象になる









土方に勘ぐられる前に
総司を怒らせよう







俺は、探しに来た総司に向けて
抜刀した





殺気を出し、総司を睨む



「薫… どうしたの?」





怯んではいけない




「どうしてお金を借りて回ってるの?」











総司は、悲しそうに俺を見ている










ごめん





ごめん






コンナコト





総司を傷つけてしまうのに




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