浅葱の花びら
線香をあげさせてもらうことにした


顔を見れば、穏やかな表情だった
やはり、知っていたんだ


ふと、泣いている幹部連中を見た






沖田の鼻の下

微かに、傷があった


昨夜は、そんな傷なかった



そうか…





新選組では、仲間の粛清があるのか


いつ死んでも良いように
やりたいようにやる

この人は、そうしてきたんだろう

それが、時に仲間に迷惑をかけたり
邪険にされてきたのだろう


乱暴な人だった
口を開けば、憎たらしく
ただ、明るく豪快に笑った姿は
嫌いじゃなかった



どう生きたいのか




考えてみるよ
















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