浅葱の花びら
翌日 


旅籠で土方さんと待つ


そう、刻限の指定をしていなかったから


「ごめん!!昨日と同じで良いかと思ってた!随分待ってたって聞いて!」

「ううん、ゆっくり出来たから!
あ、こちらは…」

「土方歳三だ」

「祐也から粗方の幹部連中の名前聞いてる
副長なんだろ
で? 勧誘なら、断ったけど? 」



先手を打たれた

僕は、土方さんを見る

こちらは、想定内なようだ
顔に余裕が見える


「剣術ならってんだろ?」

「習ってるけど、護身
医者なんで、人斬りはしない
だから!新選組には入らない!」

「芹沢さんは、人を見る目がある!
自分で言うのもなんだが、俺も
人を見る目にゃ自信がある!」


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