浅葱の花びら
翌日


道場で稽古する姿を見た


護身だって?



冗談じゃない!



僕や平助君に匹敵する強さだよ





「藤太郎!」


稽古終わりに声を掛ける


毎度おなじみ、藤太郎のことを守ろうと
仲間が間に立つ



皆に大切にされてるんだね




「沖田さん、昨日は失礼しました
母は、武術すらも好まないほど
俺に過保護なんで、驚いたでしょ」


「少しね
大切にされてるんだなぁって!
ここの仲間もそうだよね!」


「そうですね」


「藤太郎が強くて驚いたよ」


「沖田さんに言われると嬉しいな」



無邪気に笑う

藤太郎は、こうでないとね!




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