浅葱の花びら
翌日

道場に新選組がやってきた
幹部自ら勧誘とは、熱心だな

昨日の沖田に気づかれないように

ひっそりしていた



「あっ!藤太郎!
ここの道場に通ってたんだね!?」



子供のように大手を振り近づいてくる
昨日の今日で名を呼び捨てか…
懐こいなコイツ


反応せず沖田をみていると


「ダメ!ダメです!
藤太郎は、ダメ!」


道場の幼なじみ達が
両手を広げ、沖田を止めた


「どうしてです?」


小首を傾げる沖田に

「藤太郎は、医者になるんだ!!!」

怯むことなく言ってくれたのは、祐也
1番の友だ


沖田は、にこりと微笑んだ



「では、新選組の医者になるというのは、どうでしょう!?」



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