浅葱の花びら
頭が痛い

体中、あちこち自分のものじゃないみたい


男達に手篭めにされ、傷んだ体が重く
抑えられてもいないのに、動けない…






「今夜は、△屋敷だったな」

「あぁ 桂さんも来れると聞いた」







朦朧とする意識の中

聞こえた〝桂さん〟は、きっと
長州の桂小五郎
ということは、やはりコイツら長州か




「この女も連れて行こう」


「そうだな まだまだ楽しめるぞ」





嘘だろ…









このまま助けが来なかったら
俺は、また…










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