浅葱の花びら
翌日

目覚めた時は、日が高く


寝坊どころじゃない時間だとため息


「藤太郎!?起きた!
良かった… 気分は?大丈夫?」


心配してくれてたんだ…


「   」


あれ?




「   」



「藤太郎…?」



「    」




声が… 





「    」





でない







「藤太郎!?声が、出ないの?」



うん と、頷く



「土方さんに知らせて、山崎君に診て貰おう!そのまま!ここにいてね!
すぐ!呼んでくるからね!」




待ってる間に試してみても
声が出なかった



おかげで



昨日の、無断外出を怒られなかった











< 72 / 127 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop