浅葱の花びら
結局 腫れ物扱い受けるんだな


「藤太郎… すまなかった
俺は、自分の不甲斐なさをお前に八つ当たりしたんだと思う
お前に偉そうなことを言って
お前と両親を引き離してしまい、好きでもない奴に身を任せさせ、声まで…
俺を責めてくれ…
俺がお前を疑ったりしたから…」



鬼の副長と呼ばれる土方が
俺の前に頭を下げている


肩を押し、頭を上げさせた



目は見れなかった




こんなに嫌な思いをさせている
罪悪感が俺にあった



俺は、ここにいていいのだろうか








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