浅葱の花びら
六、総司
山崎君の後ろについてきた藤太郎を見て
皆が可愛いとか綺麗だとか
別嬪だって誉めていたけど
僕は、藤太郎の異変に気がついた
座ろうとしない藤太郎の帯に手を掛けた
「総司!!何してる!!!」
「脱がせるの手伝って!
藤太郎、息出来てない!!!」
ひゅっ と、小さな音をたて
藤太郎が気を失う
僕は、その体を受け止め
呼吸しているのを確認した
「着物に不慣れな藤太郎が
コレを毎日自分で着れるかな?
苦しくても、何かあっても声が出せない
女中は、無理だよ」
「着物は、慣れだろうが
総司の言う通り
助けを呼べないのは、問題だな」
「僕の組に入れて下さい!
一緒にいたら、僕が守ってあげられる!」
皆が可愛いとか綺麗だとか
別嬪だって誉めていたけど
僕は、藤太郎の異変に気がついた
座ろうとしない藤太郎の帯に手を掛けた
「総司!!何してる!!!」
「脱がせるの手伝って!
藤太郎、息出来てない!!!」
ひゅっ と、小さな音をたて
藤太郎が気を失う
僕は、その体を受け止め
呼吸しているのを確認した
「着物に不慣れな藤太郎が
コレを毎日自分で着れるかな?
苦しくても、何かあっても声が出せない
女中は、無理だよ」
「着物は、慣れだろうが
総司の言う通り
助けを呼べないのは、問題だな」
「僕の組に入れて下さい!
一緒にいたら、僕が守ってあげられる!」