浅葱の花びら
七、藤太郎
総司と体の関係を持ってしまった
〝好き〟と、言ってくれたのは
俺を女として好いているということなのだと理解しつつ
男として変わらず接してくれる
複雑なのは、総司への気持ちがわからないのに、拒むことなく
総司を受け入れたこと
あの時、俺は確かに女だった
口からこぼれる声や総司を求める体
これを〝好き〟というのだろうか
池田屋に出陣する前から
総司は、体調を崩していた
止めても無駄だろうと思った
総司も俺と同じ
認められたいんだ
池田屋の2階は、予想以上に暑く
敵も多かった
総司は、恐ろしいほど強かった
体調不良でこれなら
調子の良い時なら、ひとりで十分だろう
〝好き〟と、言ってくれたのは
俺を女として好いているということなのだと理解しつつ
男として変わらず接してくれる
複雑なのは、総司への気持ちがわからないのに、拒むことなく
総司を受け入れたこと
あの時、俺は確かに女だった
口からこぼれる声や総司を求める体
これを〝好き〟というのだろうか
池田屋に出陣する前から
総司は、体調を崩していた
止めても無駄だろうと思った
総司も俺と同じ
認められたいんだ
池田屋の2階は、予想以上に暑く
敵も多かった
総司は、恐ろしいほど強かった
体調不良でこれなら
調子の良い時なら、ひとりで十分だろう