イケメン総長を黙らせるには?
今日だって、

くそ総長が、私のところに用もないくせに来て、

「おい、氷見。今日放課後帰らないか?」

いやだわ!!!!!

「わたし、男の人が苦手なのでお断りします。」

一応やんわりと答えたけど、、

「お前に拒否権なんてねーから。」


むり、むり、ごーいん、

教室でこんな発言するから、クラスの女子は、きゃぁぁぁぁぁああああ!!!!なんて、うるさい声、

「もうクラスでこういうこと言うのやめてくれませんか?」

「ふーん、クラスじゃなかったらいーんだ?」

「はぁ?!!!もうそういう意味じゃないから!!!」

翡翠くんをぎっとにらむ。

身長が私の方が頭一個分ひくいから、なんだか翡翠くんに見下されてるみたいで余計に腹立つ。


「怒っても可愛いな。氷見ちゃん?」

こいつからかってる。はぁ……

「もういいどうにでもなれ。勝手にしろ」

「やったー!」

そういって子供みたいに笑う翡翠。

いつもしかめっ面ばっかしてるから、クラスの女子だけじゃなくて男子でさえも顔を赤くしてる。

「じゃあ放課後迎えに来るから。」
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