秘密の同居生活~オレ様副社長の罠にはめられました~
最初は病院に直接連れて行こうかと思った。
けど、これじゃあ何も解決しない。
嫌がって診察も受けないだろう。
思い立った俺は、京太郎に合図して、小さい頃かおりや京太郎とそして母親たちとよく来た公園にやってきた。
「あら、懐かしいわね。」
母親は昔よくかけていたベンチに腰掛ける。
もう昔のベンチじゃなくて新しくなっていたけど、同じ場所にそれはあって…
「昔、ここでよく遊びましたね。」
京太郎が母親に話しかけてくれた。
「ほら、ここによくよじ登っておこられてました。」
「そうそう。それで、いつもひっぱたいてたのよね。かおりちゃんのおしりを。京太郎が。」
そして、クスクス笑う。
「このじゃじゃ馬がぁって…。まるで、男女逆転してるみたいだったわよ。春臣はそれを横でシレッと見ながら自分もやんちゃをしていたっけ。」
またクスクス笑った。
「そうなんですよ。母さん。かおりは本来は活発な娘なんです。それを今のように気持ちを出せない女性にしてしまったのは…あなたたち母親です。」
俺は母親を正面から見つめた。
母親も顔を上げて俺をまっすぐ見た。
けど、これじゃあ何も解決しない。
嫌がって診察も受けないだろう。
思い立った俺は、京太郎に合図して、小さい頃かおりや京太郎とそして母親たちとよく来た公園にやってきた。
「あら、懐かしいわね。」
母親は昔よくかけていたベンチに腰掛ける。
もう昔のベンチじゃなくて新しくなっていたけど、同じ場所にそれはあって…
「昔、ここでよく遊びましたね。」
京太郎が母親に話しかけてくれた。
「ほら、ここによくよじ登っておこられてました。」
「そうそう。それで、いつもひっぱたいてたのよね。かおりちゃんのおしりを。京太郎が。」
そして、クスクス笑う。
「このじゃじゃ馬がぁって…。まるで、男女逆転してるみたいだったわよ。春臣はそれを横でシレッと見ながら自分もやんちゃをしていたっけ。」
またクスクス笑った。
「そうなんですよ。母さん。かおりは本来は活発な娘なんです。それを今のように気持ちを出せない女性にしてしまったのは…あなたたち母親です。」
俺は母親を正面から見つめた。
母親も顔を上げて俺をまっすぐ見た。