秘密の同居生活～オレ様副社長の罠にはめられました～

「またそんなこと言ってわたしが乗ってきたら捨てるつもりなんでしょう？あんたのやりそうなことだよね。」

「ちが…」

木谷くんは反論しようとしたけど、もう無理だった。

「もうわたしに話しかけないで！」

わたしは立ちあがると、公園を出て、大急ぎで走った。

何で今さらまたわたしを貶めようとしてるのかわからなかった。
そこまでわたしを憎いのだろうか？


今日はほんとにめちゃくちゃな日だ。

副社長が結婚するっていう話を聞くし…
木谷くんにはあんな無茶苦茶なことされるし…


もうキャパオーバー…。

疲れ果てたわたしは電車に乗ると、泣くことも忘れて、外の景色を眺めながら何も考えられなくなってしまった。


もう…へとへとだぁ…。