秘密の同居生活~オレ様副社長の罠にはめられました~
4.過去と向き合い、未来へ向かう…
~九条春臣side~
やっぱり…。
会社から一番近いコンビニから夏菜と木谷が出てくるのが見えた。
夏菜が木谷の手をひっぱって歩いていたので、びっくりして思わず後をつけてしまった俺。
社用車は先に会社に戻らせた。
秘書は不審に思ったに違いないが、もういてもたってもいられなかったのだ。
近くの公園に入ってベンチに腰掛けた2人を後ろの見えない木陰から俺はそっと見ていた。
こんなのぞきみたいなこと…
と、苦笑しながらもやめることができなかった。
木谷は…夏菜を好きだと言った。
夏菜は相手にしておらず、
「木谷にやりすてされた女って…ずっとそんな目でみられてあのあと1年半過ごしたわたしの気持ち…わかってるの?」
と怒りに満ちた目で木谷を見て言った。
やりすて?!
俺の眉根が寄るのがわかる。
木谷のやつ…どういうつもりだ?
けど…
木谷を見てたら、ほんとは夏菜を好きなんだというのはありありとわかった。
こいつが諒ちゃんが言ってた、夏菜の恋愛恐怖症の元凶となった男だったってわけか…?
それにしてもこれだけ好きだという雰囲気を醸しだしてるやつが、やりすてって…。
やっぱり…。
会社から一番近いコンビニから夏菜と木谷が出てくるのが見えた。
夏菜が木谷の手をひっぱって歩いていたので、びっくりして思わず後をつけてしまった俺。
社用車は先に会社に戻らせた。
秘書は不審に思ったに違いないが、もういてもたってもいられなかったのだ。
近くの公園に入ってベンチに腰掛けた2人を後ろの見えない木陰から俺はそっと見ていた。
こんなのぞきみたいなこと…
と、苦笑しながらもやめることができなかった。
木谷は…夏菜を好きだと言った。
夏菜は相手にしておらず、
「木谷にやりすてされた女って…ずっとそんな目でみられてあのあと1年半過ごしたわたしの気持ち…わかってるの?」
と怒りに満ちた目で木谷を見て言った。
やりすて?!
俺の眉根が寄るのがわかる。
木谷のやつ…どういうつもりだ?
けど…
木谷を見てたら、ほんとは夏菜を好きなんだというのはありありとわかった。
こいつが諒ちゃんが言ってた、夏菜の恋愛恐怖症の元凶となった男だったってわけか…?
それにしてもこれだけ好きだという雰囲気を醸しだしてるやつが、やりすてって…。