秘密の同居生活~オレ様副社長の罠にはめられました~
俺は夏菜の涙をロンTの袖口でふき取った。

「もう泣くな。俺はおまえが笑ってる顔が一番好きだから…笑って。」

「はい。」

そしてふわっと笑った。
あーサイコー!その笑顔。

そして思わず夏菜の厚みのあるかわいい唇に俺の唇を重ねた。

あーやわらかい。

唇を離して夏菜を見ると、真っ赤になってて一層かわいく思えてしまう俺。

「それで、俺の婚約者になってくれるの?」

「え?」

「パーティー参加の条件は婚約者であること!」

「え?ほんとに?」

夏菜の顔がひきしまる。

「わたしなんかでいいんですか?副社長?」

「だから、その呼び方。」

「あ…春くん。」

あ…やっぱりその呼び方…ぐっとくる…。

「よろしい。それと、もう自分を卑下するなって言っただろう?俺はおまえに聞いてる。俺の婚約者になってほしい。」

そしたら夏菜はほんとにほんとにめちゃくちゃかわいい今までで1番サイコーな笑顔でふわっと笑った。
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