秘密の同居生活~オレ様副社長の罠にはめられました~


次の日の遠出は楽しい以外の何物でもなかった。

俺はその次の日から長期的に東南アジアのプロジェクトに加わらないといけなくなったため、おそらくゆったりとした休みは今日くらいなもので、それをどう使うかとなると、やっぱり葛城と過ごしたいと思ってしまう。

なんでなのかわからないけど、俺はずっとテンション高くて、ジュジュとはしゃぎまくった。

葛城はジュジュとはしゃぐ俺をちょっと離れたとこから冷めた表情で眺めてて、濡れるから嫌だの、風邪引くだの言っていたもんだからなんかムカついて、葛城を川に道連れにした。

髪まで濡れてキレてしまったのか、葛城もバシャバシャ俺に水をかけてきて、2人で子どもみたいに水しぶきあげてたら、葛城がバランスを崩した。

ヤバイ…そっちは深いとこだ!

と、思ったら、
咄嗟に手を出して葛城をグイッと引っ張ってた。

ふと気づくと、やわらかいもんが俺の上に乗ってる。

ん?葛城?

そのやわらかさを感じて、俺の心臓は早鐘を打ち始める。

ヤバイ…
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