秘密の同居生活~オレ様副社長の罠にはめられました~
けど…葛城が心配だ。

「大丈夫か?葛城。」

そっと葛城の顔を上げる。

ドキッとした。


葛城の目が潤んでる。
このままキスしてしまいたい。

ここでやわらかい身体を感じたい。


けれど…必死で俺は、耐えた。

そんなことしたら、この心地いい関係が壊れてしまうと思った。

それだけは嫌だった。


もし、葛城に拒否されてしまったら…
俺は葛城邸にいれなくなる…

今俺が葛城に会えなくなるのは…絶対に嫌だ。


俺はそのまま何気ないふりをして、川岸にあがっていった。
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