屋上でみつけたひとつの星
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それから私は千瀬と雷と、星と居るようになった。
3人とは校舎が違ったけど、
いつも帰る時に迎えに来てくれた。
だから、「ぼっち」って言われなくなった。
それは良かっけど、めんどくさいことが増えた。
「ねぇねぇねぇ!ゆなちゃん!!
あの、星様と、どうやって繋がったの?!」
これ。めちゃくちゃうるさい。
てか、星様?
なんでそんなふうに呼ばれてんの?
「いいなー、ゆなちゃん。
私も星様とお話してみたーい」
「ねー。」
「ごめん、なんで星様?」
「「え?!?!
知らないの?!星様!!」」
「え、知らないから聞いたんだけど、、、。」
「まじかー。知らないのか」
「あのね、星様はこの学校で
ちょーーー有名なんだよ!!!」
「へー。」
「いや反応うす!
まぁ、しょうがないか。
ゆなちゃん、そういうの興味無いもんね」
いや、私が星と関わりがあるって
知った途端に友達ぶってきたくせに、
私の事知ってる風に喋んないでよ
でも、そんなこと言ったら
話しかけてくれる人もいなくなるから
言えないんだけど。
だから、なんとなく合わせる。
これが今の私。
「ゆーな!かーえろ!」
「ゆな!帰ろーぜ!!」
「ゆな、帰るぞ」
「きゃー!!星様が来た!!
ゆなちゃん!来たよ!!」
うん、見ればわかる。
「え、待って!千瀬さんと雷様も?!?!
ゆなちゃん!どうゆうこと?!?!」
いや、どういうこと?
逆にこっちが聞きたいよ。
星だけじゃなくて、千瀬も雷もなの?
確かに星と、雷はイケメンだし、
千瀬はモデルみたいに可愛いけど、、、、。
「ゆな!今日はよるとこがあるんだから
早く行くよ!」
「うん」