私を殺して
＿＿

私は、眠気と戦いながら登校していた。

学校に近くなりもう少しで寝れると思って歩いていたら、昨日の奴が居た。

誰かを待ってるようだが関係無いと思ったら、まさかの待ってた人が私だった。

「佐々木さん？おはようございます。」

いや、そんなに爽やか（偽物）な顔されても全く嬉しくないから。むしろ、キモい。

「‥‥‥‥。」

ここは無視が一番。ってかこいつに使う体力が無駄。

「佐々木さん？」

うるさい。そう思った。
アイツが私に話しかけるから、ピーピーピーピー女子は騒ぐしマジで殴りたくなった。

「何」

朝からこんなに不機嫌になることはほとんど無いのにお前らのせいでと女子を恨んだ。もちろん、当の本人も。

「ちょっと来てください」

は？意味不明なんですけど。

ちょっとも、たくさんも、絶対嫌だ。

行きたくもない。なのに、手を引かれて連れていかれる。

「は？嫌だ。ってか、おい、離せよ！」

殴ったら１発だけど人前で出来ないし、このままここにいたら本当に女子を殴りかねないから、嫌々引っ張られてついて行った。
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