私を殺して

初めまして?

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午前七時

目覚まし時計の音が鳴る。

うるさい音と、眩しい朝日の影響で眠かった脳も徐々に目覚め、瞼をあける。

いつもと変わらない無機質な天井。


ここが、私 夏目 咲 の家だ。

コンクリート造りのマンションの最上階。

一人で暮らしている。

ベッドから体を起こし、制服に着替えるために、クローゼットを開ける。

クローゼットのなかは全て黒。

全く女子の部屋とは思えないくらい黒色に染まりきっていた。

慣れた手つきで制服の袖に腕を通し、スカートを着て、着替えが終わる。



朝ごはんは、毎日水一杯と果物一切。

顔を洗い、歯を磨いて、適当に髪の毛を溶き、スプレーで黒髪にし、カラコン、メガネをして、登校準備が終わる。




私の大切な睡眠時間=授業中を無駄にしないためにも、真面目というよりかは地味になり、存在感を消して寝ている。


今日も、何の興味もない学校へと重い足取りで登校する。

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