先生の全部、俺で埋めてあげる。



ずっと、こうしたかった。


でもできない自分にイライラして。


先生をずっと避けていた。


それはある意味正しかった。




だって、先生を目の前にすると、自分の感情を抑えきれなくなる。




だからごめんね、先生。




もう少しだけ。


今だけでいいから。




もう少しだけ、




先生を独り占めさせて。



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