先生の全部、俺で埋めてあげる。

「先生には先生の都合があるのかもしれないけど、俺、もうそんなこと考える余裕ないんで」


「だから…「ねー、ちょっと黙って」


「…」


「さっき、先生と彼氏がいちゃこら喋ってるの見て、すげームカつきました。

だからもう引きません」


「…」


先生がなんと言おうともう引かない。


だって。




「俺は本気で落としに行くんで、覚悟しておいて下さいね。せんせ」


俺は先生の耳元で呟いた。


見る見るうちに先生の顔が赤くなるのが分かる。




ほら。


そんな反応されたら俺だって引くに引けないんだよ。


少しでも先生に隙を感じたら、どんな手を使ってでも手に入れたいと思ってしまう。