桝田くんは痛みを知らない
「ことー」
部屋の扉がノックされ、お母さんが顔を覗かせる。
「な、なに?」
お母さんに、桝田くんのこと、いつ話そう。
……いや、話すものなの?
えみるは、カレシとのこと、報告しない派だったよね。
みんなどうしてるんだろう。
そもそもに。
付き合うってどうすればいいんだ!?
少女漫画でしか予習できていないよ。
それを超える胸キュンを既に桝田くんからチャージされているというのに。
この先、心臓もつかな……!?
「なんかあった?」
「へ?」
「表情コロコロかえて。どうしたの」
「え、いや。なんでもない」
嘘をつくのが下手くそすぎて、すぐにバレる気がしなくもない。
「まあ、いいわ。雅臣くん来たよ」
「そっか。マサオミくんが……」
「おりておいで」
…………え?
部屋の扉がノックされ、お母さんが顔を覗かせる。
「な、なに?」
お母さんに、桝田くんのこと、いつ話そう。
……いや、話すものなの?
えみるは、カレシとのこと、報告しない派だったよね。
みんなどうしてるんだろう。
そもそもに。
付き合うってどうすればいいんだ!?
少女漫画でしか予習できていないよ。
それを超える胸キュンを既に桝田くんからチャージされているというのに。
この先、心臓もつかな……!?
「なんかあった?」
「へ?」
「表情コロコロかえて。どうしたの」
「え、いや。なんでもない」
嘘をつくのが下手くそすぎて、すぐにバレる気がしなくもない。
「まあ、いいわ。雅臣くん来たよ」
「そっか。マサオミくんが……」
「おりておいで」
…………え?