桝田くんは痛みを知らない
恋から。
大好きな、おとなりさんに。
ぎこちなくなっていた会話も。
「どこがわかりにくい?」
「えっと。こことか」
「あー。たしかに少しややこしいよね」
スムーズに、なった。
それはマサオミくんが『他人行儀にならなくていい』って言ってくれたおかげでもあるけど
一番は、わたしが今恋をしているのがマサオミくんではないというのが大きいのだと思う。
気づけば1時間がたっていた。
こんな時間に男の子といてもお母さんが文句を言わないのは、紛れもなく相手がマサオミくんで。
桝田くんとは、この時間に、会ったりできないんだろうな。
「マサオミくん。帰らなくて大丈夫?」
「僕は平気だけど」
「いつも何時くらいに寝てるの?」
「だいたい、0時〜1時のあいだかな」
大好きな、おとなりさんに。
ぎこちなくなっていた会話も。
「どこがわかりにくい?」
「えっと。こことか」
「あー。たしかに少しややこしいよね」
スムーズに、なった。
それはマサオミくんが『他人行儀にならなくていい』って言ってくれたおかげでもあるけど
一番は、わたしが今恋をしているのがマサオミくんではないというのが大きいのだと思う。
気づけば1時間がたっていた。
こんな時間に男の子といてもお母さんが文句を言わないのは、紛れもなく相手がマサオミくんで。
桝田くんとは、この時間に、会ったりできないんだろうな。
「マサオミくん。帰らなくて大丈夫?」
「僕は平気だけど」
「いつも何時くらいに寝てるの?」
「だいたい、0時〜1時のあいだかな」