桝田くんは痛みを知らない
「起きるのは?」
「6時くらい」
「睡眠時間、短くない……!?」
「やりたいことが多いとさ。つい、睡眠削っちゃうんだよね」
受験生で生徒会長で、おまけに習い事をしているマサオミくんは、やっぱり多忙だ。
「あとは、一人でできるよ」
たった1時間勉強をみてもらっただけなのに、すごく頭に入った。
集中できたのもそうだけど、なによりマサオミくんの教え方がうまい。
頭いいうえに人に教えるのも上手って、すごいなあ。
「もっと頼ればいいのに」
…………え?
「もしかして。僕が最初のテストくらい乗り切れなきゃって言ったことがプレッシャーになっちゃった?」
「そ、そんなことは……」
「あるって。書いてある」
そういって、顔を覗き込まれる。
「6時くらい」
「睡眠時間、短くない……!?」
「やりたいことが多いとさ。つい、睡眠削っちゃうんだよね」
受験生で生徒会長で、おまけに習い事をしているマサオミくんは、やっぱり多忙だ。
「あとは、一人でできるよ」
たった1時間勉強をみてもらっただけなのに、すごく頭に入った。
集中できたのもそうだけど、なによりマサオミくんの教え方がうまい。
頭いいうえに人に教えるのも上手って、すごいなあ。
「もっと頼ればいいのに」
…………え?
「もしかして。僕が最初のテストくらい乗り切れなきゃって言ったことがプレッシャーになっちゃった?」
「そ、そんなことは……」
「あるって。書いてある」
そういって、顔を覗き込まれる。