桝田くんは痛みを知らない
「桝田くん……」
夏のレジャーは無理でも。
秋、紅葉を見たり。
春のお花見なら大丈夫?
わたしたちは。
わたしたちの思い出、いっぱい作ろうねって。
心の中で、強く思った。
「その代わり。その前に俺とデートしろ」
――――へ?
「日曜が、遊園地なら。その前日の土曜は。俺と水族館行け」
なになに!?
「でなきゃ、そのダブルデート。阻止してやる」
「ダブルデートじゃないよ。4人で遊ぶだけだよ?」
「どーせ、わざとだろ」
「……わざと?」
「宗田のやつ。片方カップル持ってくるなんて。あわよくばオマエといい雰囲気になろうって魂胆みえみえ」
夏のレジャーは無理でも。
秋、紅葉を見たり。
春のお花見なら大丈夫?
わたしたちは。
わたしたちの思い出、いっぱい作ろうねって。
心の中で、強く思った。
「その代わり。その前に俺とデートしろ」
――――へ?
「日曜が、遊園地なら。その前日の土曜は。俺と水族館行け」
なになに!?
「でなきゃ、そのダブルデート。阻止してやる」
「ダブルデートじゃないよ。4人で遊ぶだけだよ?」
「どーせ、わざとだろ」
「……わざと?」
「宗田のやつ。片方カップル持ってくるなんて。あわよくばオマエといい雰囲気になろうって魂胆みえみえ」