桝田くんは痛みを知らない
なにも悲しいわけではない。
それでも目に涙がたまっていく感覚があるのは、こんなことされるの、生まれて初めてだから。
余裕いっぱいな桝田くんと裏腹に、なにをしていいかわからなくてドギマギするだけの自分がなんだか恥ずかしくなったとき。
「あー……。ほんと。かわいい」
そういって顔をあからめ、わたしを見下ろしてくる桝田くんは、カッコよすぎて。
「桝田くんこそ。……すごく、カッコいいもん」
って伝えたら。
「ごめん」
また、謝られて。
「サワる」
「えっ、」
制服の中に、手を入れられて――
「わっ……ますっ……んっ……」
キスされながら、身体に触れられて。
恥ずかしくて仕方ないのに。
ドキドキしてたまらない。
なに、これ。
勝手に、声が出る。
恥ずかしい。
恥ずかしい……!!
「気持ちいい?」
…………!?
「わから、ない」
「俺と。こういうことして。嫌じゃねーの?」
「……イヤじゃ。ないよ。恥ずかしい、けど」
「そーか」
「うん」
「なら。続ける」
それでも目に涙がたまっていく感覚があるのは、こんなことされるの、生まれて初めてだから。
余裕いっぱいな桝田くんと裏腹に、なにをしていいかわからなくてドギマギするだけの自分がなんだか恥ずかしくなったとき。
「あー……。ほんと。かわいい」
そういって顔をあからめ、わたしを見下ろしてくる桝田くんは、カッコよすぎて。
「桝田くんこそ。……すごく、カッコいいもん」
って伝えたら。
「ごめん」
また、謝られて。
「サワる」
「えっ、」
制服の中に、手を入れられて――
「わっ……ますっ……んっ……」
キスされながら、身体に触れられて。
恥ずかしくて仕方ないのに。
ドキドキしてたまらない。
なに、これ。
勝手に、声が出る。
恥ずかしい。
恥ずかしい……!!
「気持ちいい?」
…………!?
「わから、ない」
「俺と。こういうことして。嫌じゃねーの?」
「……イヤじゃ。ないよ。恥ずかしい、けど」
「そーか」
「うん」
「なら。続ける」