桝田くんは痛みを知らない
#14 目を逸らさないで
#14
「そっかー。桝田くん、誘ったけど来なかったんだ」
「うん」
翌日、日曜日。
見上げれば雲ひとつない、晴天。
タイミングよく五十嵐先輩の部活が休みになり、開園時間には4人でゲートをくぐることができた。
「ヤザワくんも誘って6人とかどうかなって聞いてみたんだけどね」
――来なくて正解だ。
6月下旬の遊園地が、こんなに暑いと思わなかった。
「ウケる。もし矢沢誘ってたら『な、なんで俺が桝田と遊園地なんて行かなきゃなんねーんだよ!』って言いながら来て。なんなら待ち合わせ場所に誰よりもはやく到着してそうだよね」
えみるの中でヤザワくんが安定のツンデレキャラ化してしまっている。
「そっかー。桝田くん、誘ったけど来なかったんだ」
「うん」
翌日、日曜日。
見上げれば雲ひとつない、晴天。
タイミングよく五十嵐先輩の部活が休みになり、開園時間には4人でゲートをくぐることができた。
「ヤザワくんも誘って6人とかどうかなって聞いてみたんだけどね」
――来なくて正解だ。
6月下旬の遊園地が、こんなに暑いと思わなかった。
「ウケる。もし矢沢誘ってたら『な、なんで俺が桝田と遊園地なんて行かなきゃなんねーんだよ!』って言いながら来て。なんなら待ち合わせ場所に誰よりもはやく到着してそうだよね」
えみるの中でヤザワくんが安定のツンデレキャラ化してしまっている。