桝田くんは痛みを知らない
「どうしたの、古都。乗らないの?……先輩も」
予定通り、そのあとは
五十嵐先輩とえみるを2人でゴンドラに乗せることに成功した。
「うまくいったね、マサオミくん――」
「それじゃあ。僕らはこっちに」
…………え?
手を取られ、ゴンドラに乗り込む。
「乗るの?」
「そのつもりだったけど。高いとこ、怖くても。観覧車は好きだったよね?」
好き、だけど。
まさかマサオミくんと、2人で乗ると思わなかった。
「懐かしいな。昔、乗ったよね」
「……うん」
昔と違うのは、
「今日は天気いいから。遠くまで見えるよきっと」
お互い、オトナに近づいているということ。
予定通り、そのあとは
五十嵐先輩とえみるを2人でゴンドラに乗せることに成功した。
「うまくいったね、マサオミくん――」
「それじゃあ。僕らはこっちに」
…………え?
手を取られ、ゴンドラに乗り込む。
「乗るの?」
「そのつもりだったけど。高いとこ、怖くても。観覧車は好きだったよね?」
好き、だけど。
まさかマサオミくんと、2人で乗ると思わなかった。
「懐かしいな。昔、乗ったよね」
「……うん」
昔と違うのは、
「今日は天気いいから。遠くまで見えるよきっと」
お互い、オトナに近づいているということ。