桝田くんは痛みを知らない
「……思う」
「1人で背負うな」
「なんで。マサオミくんの家にいるって、わかったの?」
「松嶋(まつしま)に聞いた」
…………えみるに?
「遊園地でのこと。様子が変だったって。それも、宗田と観覧車から降りてきてから」
気づかれていたんだ。
「連絡先。交換してたの?」
「しておいた方が便利だからしろって言われてな」
「そうだったんだ」
「よかった。今度は松嶋のこと、拒絶しなくて」
「今度、は?」
「松嶋の手紙だったんだな。俺がオマエから受け取らなかったのって」
「……うん」
「もらったよ」
…………え?
「今更でよかったら、受け取るって言ったら。くれた」
待って。
えみる、ヨシヒサくんにラブレター渡したの?
「捨てずにおいてあったんだと」
そういって、ヨシヒサくんに、手紙を渡される。
「読めば」
わたしが? えみるの手紙を?
「悪いよ、そんなの」
「問題ないだろ。オマエのこと書かれてんだから」
…………わたし?
「1人で背負うな」
「なんで。マサオミくんの家にいるって、わかったの?」
「松嶋(まつしま)に聞いた」
…………えみるに?
「遊園地でのこと。様子が変だったって。それも、宗田と観覧車から降りてきてから」
気づかれていたんだ。
「連絡先。交換してたの?」
「しておいた方が便利だからしろって言われてな」
「そうだったんだ」
「よかった。今度は松嶋のこと、拒絶しなくて」
「今度、は?」
「松嶋の手紙だったんだな。俺がオマエから受け取らなかったのって」
「……うん」
「もらったよ」
…………え?
「今更でよかったら、受け取るって言ったら。くれた」
待って。
えみる、ヨシヒサくんにラブレター渡したの?
「捨てずにおいてあったんだと」
そういって、ヨシヒサくんに、手紙を渡される。
「読めば」
わたしが? えみるの手紙を?
「悪いよ、そんなの」
「問題ないだろ。オマエのこと書かれてんだから」
…………わたし?