同じ空の下で〜忘れられない7年間〜
家族がこうだから。こうだったから。
私は中学校もまともに行ってない
親に迷惑をかける手に負えない
反抗期があった。
それでお母さんも手に負えなくなり
父のアパートで二人暮らし。
だけど私が小学2年生のときには
離婚してたからお父さんと住むって
のは何年も前で止まってた。
だから私はお父さんっては呼ぶけど
他人と住んでる感覚だった。
なんなら家政婦扱いくらいにしか
思ってないんでしょって思ってたくらい。
だって、ご飯も掃除も洗濯も
全部私が一人でやってたから。
やってるけどご飯はたまにしか
作ってくれなかった。
仲よかったのも最初のうちだけ。
お父さんも女とすんだり、
一人で住んだりだったから
今更、私がきたら邪魔だったよね。
だから毎日のように仕事終わって
朝方帰ったら、でていけ!
こればっかり。
後からわかった話だけど
お父さんは水商売が反対だった。
だから、この仕事をするなら出て
行ってほしかったみたい。
だけどこの時の私には
唯一の癒しの場所だったから
このときは辞めるなんて考えられなかった。