加瀬くんのカノジョはもうやめる。
11.もっと近づきたい
加瀬くんの足が治りつつある頃、
私はあることを考えていた。
加瀬くんにもっと近づきたい。
1ヶ月以上手繋ぐだけだし、
付き合ってるのに苗字呼びもアレだよね。
そんなことを考えて帰ってる私。
「んー、どうするべきか。」
今日は加瀬くんとは帰らず、
1人考えていた。
そんな私の目の前に映り込んだのは、
本屋のとある雑誌。
“彼氏に我慢させてない?”
“それ、別れの危機かも!”
「え。」
まさに今の私!?
そう思えば、気にならないわけなくて私はその本を気づけば買っていた。