加瀬くんのカノジョはもうやめる。



「はぁ…結局寝れなかった…」


頑張って寝ようとしても、
目を瞑ればあの光景が蘇ってきて寝れなかった。


「もう朝じゃん…」

迎え…くるよね。



何もなかったかのように、おはようって言っちゃおうか。

いや、ダメだ。
それは私のスタイルじゃない。

「とりあえず、準備しなきゃ。」



そもそも、加瀬くん熱下がったのかなぁ。




8時過ぎ。
いつも通りにインターホンが鳴った。


「来た…っ」



どうしよう、緊張する。
落ち着いて。落ち着いて。


いつも通りに…




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