加瀬くんのカノジョはもうやめる。
インターホン押すの初めてじゃないのに、
ど、ドキドキする…
浴衣着てるからかな?
明らかにデートだからかな?
「お、押せない…」
あれよこれよと考えていると加瀬くんの家のドアが開いた。
「うわぁ!」
びっくりした!
開いた!いきなり!
「それはこっちのセリフ。いるならインターホン押せよ」
加瀬くんは私服を着ていたけど、
それもまたかっこよく決めていて…
はぁ…
なんで私浴衣着てるんだろう。
張り切ってるみたい…