海賊と宝石の歌姫
突然の告白に、セダを始めライリーたちも驚く。それはセダがずっと望んでいた言葉だった。嬉しくて、セダはまたカヤを抱きしめる。

「本当か?」

「はい、お慕いしております」

「俺は独占欲が強いぞ?」

「わかっております」

「強引なことをするかもしれない」

「承知しております」

「なら、俺から離れるなよ?」

「はい、私はあなたのお側におります」

セダはまたカヤにキスをし、アイザックたちが拍手を送った。



海賊アレスは、商船の味方だ。そして悪い海賊船を倒す。とても強く、多くの船から慕われている。

そんな海賊アレスの若き船長、セダはたった一つの宝物を見つけた。

「カヤ」

甲板から海を見つめるカヤに、セダは背後から抱きつく。

愛する人ほど大切なものはない。カヤにセダは優しく触れ、キスを落とした。
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