海賊と宝石の歌姫
そうセダが呟くと、「どういうことですか?」とカヤが振り向く。その顔は火照っていて、セダは思わずキスをしてしまった。

「んっ!んんっ!」

何度もキスをし、セダがやっと唇を離すと、カヤはますます恥ずかしそうにしている。キスは今まで何度もしてきたのに、可愛い反応だ。

セダの堪えていた感情が止められなくなっていく。セダはカヤを真剣に見つめ、訊ねた。

「カヤ、今からお前の全てを俺にくれ」

カヤは驚いたように目を見開き、セダを見つめる。そして、恥ずかしそうに頷いた。

セダはカヤが覚悟をしてくれたことが嬉しく、キスを始める。そして、何十分もキスをした後、カヤの体に巻き付けられたタオルに手をかけた。

「セ、セダさん……!」

恥ずかしそうにカヤは言う。セダは「全部見せろ」と言い、タオルを取る。綺麗な白い肌がそこにはあった。

綺麗な肌にもキスを落とす。浴室に響くカヤの声に、セダはますます止められなくなっていった。

長い夜が、始まる。
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