二人の男子に猛アプローチされてます!
「Hello!(こんにちは!)I'm Ayane Miyama.(私は三山綾音です)I'm from Japan.(日本出身です)Nice to meet you (よろしくお願いします)」

ペコリと頭を下げると、その家のお父さんとお母さんが二人の息子を呼ぶ。高校一年生と三年生がいるとお母さんが言い、綾音は少し緊張した。

「ジャクソン・ホワイトです。高校三年生。よろしくね」

メガネをかけ、金髪の男の子が手を差し出す。綾音はドキドキしながらその手を握った。ジャクソンは、知的な雰囲気のイケメンだったからだ。

「俺、エイデン・ホワイト!高校一年!仲良くしようぜ」

アホ毛が一本飛び出た男の子が、元気よく綾音の手を握りブンブンと上下に振る。綾音は元気のいいエイデンに少し驚きながらも、にこりと笑った。

エイデンとジャクソンは、同じ兄弟には見えないほど真逆だ。雰囲気の違いに、綾音は本当に兄弟か疑ったほど。得意なことも違い、ジャクソンは勉強、エイデンは運動が得意だ。
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